· 

VMDセミナー:座学講習と現場OJT

 

起業1年が過ぎ、お仕事のオファーも徐々に頂けるようになってきた2DPです。おかげさまで地味に活動しております!7月から続いていたVMDセミナー、座学講習や授業の流れが一段落しました。ひとりオフィスで(自宅の子供部屋で)教材を作る毎日でブログも書けませんでしたが、久々に更新です。

 

創業一年ということもあり座学講習や授業を行う際の教材はまだ手持ちのバリエーションも少なく、何にでも使える「軸」となる基本ベースがようやく固まってきたかな・・というところ。講習会で実演してみてはじめて「言葉は違えど同じような表現が何度もでてくる」とか、自分の悪いクセが見えてくるものでして(笑)、自分の作った教材も、自分で使って自分のコトバで喋ってみないと結局良し悪しが判りません。折々気付くと修正しています。                  

だいぶ、軸コンテンツが収れんされてきた実感があります。

 

どのクライアント様でやるにも、VMDに関する教材を作る訳ですので「基本軸」は使いまわしの部分がありますが、実際はクライアント様の講義内容に関するご要望・テーマや範囲、時間が多様ですし、受講者の属性も多様なので、都度都度新たなコンテンツを盛り込んだり、解説の切り口を変えたり、結構大変。同じ教材はこれまでに一つとしてありません。

 

新たな図式やアプローチを一つ作るのにも結構時間や頭を使いますし、教材はその図式一つ、ページ1枚の積み上げなので完成に手間と時間がかかります。裏付けを専門書などで調べることも結構ありますしね。でも、その過程がホントに楽しいんですよね~~!! まったく苦になりません!その内容を、受講者の皆さんがなるほどー~という感じで興味深く見て聞いて頂けていると、それだけで私は嬉しいのです。

 

VMDセミナー教材
VMDセミナー教材中の1ページ。こういうネタを紙1枚で表したりするのが楽しいんですよね。

 

先週出張させて頂いたクライアント様では、座学講習の後に受講者の皆さんが講習内容を基に自分達で店頭持ち場の展開精度アップを行い、その直後に私が廻って、その場でアドバイスや解説を交えながら実際に手を動かして更なる精度アップを図る!という取組みを行って、双方向の一体感もあってホント楽しかったですね~。

 

私はそんなに大したことはしてなくて、展開面のテーマや展開分類等を確認後、ノイズとなる要素を除き、コレとコレをほんのちょっと動かして・・とか、ここにネガティブスペースを作って・・とか、最後の色の並びを・・ とかバランス調整するだけ。そういう程度の修正で劇的に変わりますでしょ!?というもの。あれこれ言いましたが、皆さん、よく頑張っておられました!

 

後方では大勢の皆さんの目が私の手先に集中していて、ライブで即興でソロ演奏をするのと同じようなテンション。楽しいけど、ハズさないようにせんと!!

 

VMDセミナーOJT
今回、VMD歴20ウン年にして初めてOJT中の写真を撮って頂きました! ありがとうございました!

 

手を入れている最中、かならず一度その展開面から遠目に離れて全体の構成とバランスを確認しますが、離れたときに驚きの声が上がることもあって、そのときは心の中で「ヨシッっ・・!!」と叫ぶ(笑)

 

この、展開面から離れて構成の全体観を見る、というのが私のこだわりで、座学講習でも必ずお伝えするポイントです。展開面を修正したら、前後左右の展開、奥やむこうの展開・・と必ず目を向けて、構成要素の整えと絵的バランス調整の範囲を広げます。

 

こういう内容は座学教材でも図解とともに話しますけど、やはり実際に店頭でそのことを実感・実体験頂けるのはとても良いことだと思います。そのことで受講者の皆さんも、ディスプレイだけではない展開全域のVMDやMDPにより関心を持っていただけますからね。

 

小売店舗様のVMDセミナーは、座学講習と現場・店頭でのOJT、セットで実施!!をおススメしますよ。

 

VMDセミナー
VMDも展開も、大事なポイントは昔から何も変わっていませんよね!