MDPと陳列の美観

イセタンメンズレジデンスのメンズコスメコーナーVMD
陳列にこだわっていますか?

 

VMDと切っても切れない関係なのがMDPです。

ヴィジュアル・マーチャンダイジングの中の、マーチャンダイズ・プレゼンテーションという領域。

文字通り、マーチャンダイズ(バイヤーが仕入れた商品)のプレゼンテーション。

VMDには大きく「店頭でお客様の視覚に"ビジュアルイメージ"として訴える」という策略がありますが、MDPは中でも商品陳列=「並べ方自体」の美観を整えることで達成するのが目的、ということになります

 

きちんと並べる。

 

これは人間の行動としてはとても原始的なもので、特に店頭においては本来「やれ」と言われなくてもやる範囲の話、誰もが当たり前のように持っているべき資質です。

そして、きちんと並べるということの認識、それに対する知識、そして実行のレベルの差が店舗として一流かそうでないかの差になるのです。カッコいい悪いとか、モノが多い少ないとか、そういう問題ではありません。

 

  • 美観をもって並べることを「価値」にするかどうか。
  • 並べ方で「価値の向上」を図ろうとするかどうか。

 

難しいのは、その美観は人やその関心によって程度や好みが異なるという点です。

 

「美しいと感じるさま」「好きな並べ方のさま」「好きな世界観・没入感のさま」は人によって違うのです。

「美しい」というよりも「楽しさ・ワクワク感」であったり、「シズル感」や「圧倒的なさま」が好まれる価値観もあり、それも個人にとっての美観の一つと言えます。

正解がなく、お客様一人ひとり違ってよいものですし、店舗の目指す姿と呼びたいお客様に合わせてアジャストさせるべきものです。

これらがまったくない場合・・・ 特徴や個性のない店舗・空間になってしまいます。

 

人による美観の違いを認識して、呼びたいお客様が美しいと感じる美意識にそった並べ方、好まれる並べ方、ワクワクする並べ方に「意思と意図をもって」し、商品陳列自体を"ビジュアルイメージ"に高めるのがMDPです。 

 

小売側の立場、売場運営の立場から見れば、知っていて損はない「展開の基本のキ」です。なぜなら、

MDPは「お客様の利便性向上のため」にあるからです。


陳列は、美の原理に基づいて「美観陳列」に進化させることが可能です。
陳列は、美の原理に基づいて「美観陳列」に進化させることが可能です。
パリのThe Japan Store ISETAN MITUKOSHI Paris 和菓子のVMD
陳列は細部に魂が宿ります。
陳列はお客様が気持ちよく快適に過ごすための店舗環境とサービスそのものです。
陳列はお客様が気持ちよく快適に過ごすための店舗環境とサービスそのものです。

 

陳列の先に成功あり!

どうやったらよいのでしょうか・・・ 一度じっくり考えてみませんか?

 

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